pumipumivnのブログ

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茨城県で細々とバイオリン弾いています🎻

今日がお誕生日のM先生

お題「忘れられない出逢い」

 これまで生きてきた中で、お世話になったかた、感謝しているかたは、沢山いるけれど、もし、誰かお一人を挙げなければいけない…としたら、

私は迷わず

大学卒業後に初めて就職した職場(介護施設)の施設長M先生を挙げます。

 

 クラシック一色の音楽教育環境にハマり切れず、

初めて自分の意志のままに就職した話は

↑こちらに書いたので省略しますが、

 

 就職した介護施設の施設長M先生は、当時70歳を越えていた整形外科医でした。医大生の頃にはビオラやチェロを趣味で弾いていたこともあるらしく、私が働いていた当時もアマチュアの合唱団で歌っていたほどの音楽好きなかたでした。

 

 就職したばかりの頃は、そんなことは全く知らず、バイオリンを練習しなくていい日々に開放感イッパイで、仕事が物凄く楽しかったです。

 

 しばらくすると、施設長が、施設内外でバイオリンを弾く機会を作ってくださるようになり、結局、バイオリンを練習しなくてはならない日々を送ることに…。

 最初は「え……😨」と思いました。

 

 結局、様々な福祉系・医療系施設、公共の場で演奏させて頂きました。

 ソリストとして、アマチュアの合奏団と共演もさせて頂きました。

 勤務していた施設の同僚ともよく施設のイベントで一緒に演奏しました。

 お陰で、音楽や人に対する見方が変わりました♪

 ただ、介護の正社員をしながら、人前で弾けるようにバイオリンの練習もするのは正直、体力的にも辛いことが多く、当時は言えませんでしたが、自分の不甲斐なさに陰で泣いたこともありました。

 

 でも!!!!!

 この時させて頂いた経験は、その後の人生に、ことごとく役立っています。

 

 音楽的経験も勿論ですが、

M先生の場合は、働く姿勢・心構えも、説教するのではなく、

さりげなく、自分の行動でも見せながら、教えてくださいました。

 

『例え、お客さんとして招かれた立場だったとしても、偉そうに何もしないのはダメ。進んで動いたほうがいい。』

 

 今も、色々と教えていただいたことをよく思い出します。

 本当に感謝している「忘れられない出逢い」です。